事前アップグレードによるプレミアムクラスはお得なのか?コスパとタイパで元が取れる?

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今回の記事では、主にプレミアムクラスのコストパフォーマンス(コスパ)・タイムパフォーマンス(タイパ)を検証していきます。

事前アップグレードすることでどの程度お得になるのか、アップグレード費用の元は取れるのか、しっかり確認していきます。

また、コスパとタイパを比較するために重要な「ANAプレミアムクラスの特典」、「事前アップグレードとプレミアムクラス直接購入の違い」もご紹介します。

マイルを貯めたい方、プレミアムポイントを貯めたいSFC修行中の方、圧倒的なコスパとタイパを求めるビジネスマンの方はぜひご確認くださいね。

目次

事前アップグレードとプレミアムクラス直接購入の違い

航空券を購入する際はあらかじめ普通席かプレミアムクラスかを選択することができます。

また、最初に普通席を購入しておいて、事前アップグレード(搭乗日2日前の0:00以降)でプレミアムクラスのチケットに変更することもできます。

事前アップグレードのメリットとデメリットは以下の通りです。

メリットデメリット
直接購入よりも安く手に入る

プレミアムクラスの特典はおなじ
空席がないと買えない
(直前まで購入可能かどうか不明)
タイミングを意識しておく必要がある
事前アップグレードのメリデメ

直接購入よりも断然安く購入できるのでメリットは大きいと思います。

以前にもご紹介しましたが、事前アップグレードをしてもボーナスマイルを除き、プレミアムポイントもしっかりもらえますから、SFC修行中の方にもおすすめです。

プレミアムクラスの特典

まずはプレミアムクラスの特典を確認していきましょう。

ANAのプレミアムクラスではエコノミークラス(普通席)と比較して多くの特典が享受できます。

いつもの旅を少し優雅に気持ちよく過ごすことができますよ。

  • 優先チェックインカウンターの利用
  • 手荷物重量制限が40kg
  • プレミアムクラス専用の保安検査場利用
  • ANA Loungeの利用(同行者1名も無料)
  • 優先搭乗
  • 専用シートとお食事・飲み物提供(アルコール含む)
  • 手荷物優先引き取り

この後、一つずつ特典についてご紹介していきます。

優先チェックインカウンターと専用保安検査場

最近はオンラインチェックインが主流になり、また自動手荷物預け機があったりと、チェックインカウンターを使う機会は減りました。

それでも自動手荷物預け機のない空港で荷物を預ける際や、ちょっとした問い合わせなどでチェックインカウンターを利用することはありますよね。

また、羽田の保安検査場などすごく混雑している場合もあって、優先的に入場できるのは本当に助かります。

mimo

先日は羽田の保安検査場で入るのに20分以上並びました。

入口に「プレミアムメンバー」と書いてありますが、記載の通り「プレミアムクラス」も大丈夫です。

安心して優先入口からご入場ください。

なお、優先搭乗の対象となるのは、以下の方です。

  • ダイアモンドメンバー
  • プラチナメンバー
  • スーパーフライヤーズカード
  • プレミアムクラス
  • スターアライアンスゴールド会員
mimo

初めてのプレミアムクラス利用の際、「プレミアムメンバーではないけど、ここから入れるのかな?」と不安になって、結局いつも通りに一般搭乗から入っちゃいました。

なお、プレミアムクラス用の保安検査場があるのは、新千歳空港・羽田空港第2ターミナル・伊丹空港・福岡国際空港となっています。

ANA ラウンジの利用

国内のANAラウンジはカードラウンジよりも少しだけ待遇が良いです。

中にはカードラウンジしかない空港もありますが、羽田空港など大きめの空港の場合、カードラウンジとは別にいくつかのANAラウンジがあります。

羽田空港のANAラウンジ入口

写真は羽田空港第2ターミナルのANAラウンジ本館南の入口です。

ANAラウンジは2F、ANA SUITEラウンジは3Fとなっています。

プレミアムクラスで利用できるのはANAラウンジのみです。

ちなみに、プレミアムクラスの場合、本人以外、同行者も1名までは無料で入室することができます。

各座席はスペースを広めに取ってあるのでお隣さんにも気を遣わなくて良いですね。

カードラウンジとの大きな違いの一つは無料でいただけるドリンクの種類です。

ANA LOUNGEではコーヒー、紅茶、各種ソフトドリンクの他、ビール、焼酎などのアルコール類もいただけます。

また、おつまみとチョコレートなども置いてあって、小腹を満たすこともできます。

mimo

プレミアムクラスの場合、機内食がついていることも多いのでここでの食べ過ぎに注意しましょう。

優先搭乗

お手伝いが必要な方(ご高齢の方、小さなお子様連れの方、妊娠中の方など)の次に搭乗することができます。

搭乗口での待ち時間が少なくてすみますが、ANAラウンジでゆっくりし過ぎて結局優先搭乗の順番に搭乗口にいない、、、なんてことも ←私です(笑)

機内でのメリット

機内でのメリット、一つ目はシートです。

シートに座ってシートベルトを締めたら前ポケットに手が届かない(笑)

mimo

え?!広っ!

自分の席の写真で広さを伝えられなかったので、横の座席の写真も撮ってみました。

シートのサイドテーブルと座席前ディスプレイの位置関係で広さが伝わるでしょうか?

そして、シートのリクライニングがめちゃめちゃフラットになる。

もう普通にごろ寝レベルに横になれます。

こちらのシートは座席が前に動くことでリクライニングしますから、倒すときに後ろの座席に気を使う必要はありません。

シートについては機種依存なので全ての便で同じ条件にはなりません。

その他、スリッパやヘッドフォンなどが備え付けです。

次にお食事。

私は往路が朝の便、復路が夕方の便でしたので、それぞれのメニューをいただきました。

朝の便のサンドイッチ
夕方の便のちらし寿司

飲み物は以下の中から選べます。

  • 日本酒
  • 焼酎
  • スパークリングワイン
  • 白ワイン
  • 赤ワイン
  • アサヒ スーパードライ
  • キリン 一番搾り
  • サントリー ザ・プレミアム・モルツ
  • サッポロ ヱビスビール
  • オリオンビール
  • サントリー オールフリー(ノンアルコール)
  • 角ハイボール
  • 緑茶(温冷)
  • トマトジュース
  • オレンジジュース
  • アップルジュース
  • コーラ
  • コーラ ゼロ
  • ペリエ(スパークリングウォーター)
  • ミネラルウォーター
  • コーヒー
  • 紅茶
  • ANAオリジナル ビーフコンソメスープ

CAさんが時々おかわりの確認に来てくださいました。

その他、搭乗して座席についた後にCAさんがご挨拶に来てくださったり、ブランケットの要否を聞いてくださったりと、いつものエコノミーシートよりも丁寧に接してくださいます。

mimo

心なしか、こちらも少しゆとりのある対応ができたりします。

手荷物優先受け取り

手荷物を預ける場合はプライオリティタグが付けられ、先に受け取ることができます。

よくみると【PRIORITY】(優先)の文字が・・・

今回機内持ち込み可能サイズのスーツケースだったのですが、羽田についてから30分後にWEB会議の予定があり、「どうせ待ち時間が発生するし、、、」ということで手荷物を預けました。

おかげで往路に【PRIORITY】タグを見ることができました。

以下の投稿時も書いたのですが、この手荷物を待つ時間って長いことがあるんですよね。

優先的に出てきてくれるのって地味にありがたいです。

プレミアムクラス特典のタイパとコスパ

さて、ここまでプレミアムクラスの特典についてご紹介してきましたが、これらを総合して航空チケット以外にプラスでアップグレード費用を支払う価値があるのか検証していきます。

今回は私が搭乗した熊本→羽田便の事前アップグレード費用、10,000円について検証していきます。

なお、10,000円のアップグレード費用は、2024年1月時点の2日前アップグレードの金額です。

コストパフォーマンス(コスパ)

まずはANAラウンジに入室できます。

ANAラウンジは有料で入室する場合、3,000円となっています。

こちらはプレミアムクラスの場合、本人に加えて同伴者1名まで入室できますのでMAX6,000円の価値となります。

次に機内でのお食事・飲み物代です。

ご紹介したように、機内のお食事はかなり充実しています。

和洋食を担当するシェフが月替わりで美味しい料理を提供してくれます。

金額に換算するのは難しいかもしれませんが、2017年10月28日(土)までは有料で機内食を販売していたようで、その際の価格は1800円でした。

5年以上前ですし、昨今の状況を鑑みると2000円以上の価値はあるかと思います。

また、機内でもソフトドリンクの他、アルコール類を飲むことができますので、こちらも1時間ほどフリードリンクだと考えると1,000円以上の価値はあるのではないでしょうか?

もちろん、アルコールを飲まない方もいますので、飲む人にとってはかなりお得、ということになります。

次にマイルとプレミアムポイントを見てみましょう。

今回の熊本→羽田便についてはエコノミー席だった場合のマイルが532マイル、実際に付与されたマイル(事前アップグレード後)が887マイルとなっています。

その差は355マイルです。

プレミアムポイントについてはANA VALUE21で予約した復路で比較します。

エコノミー席の場合が852ポイント。アップグレード後のプレミアムポイントが1,420ポイントです。

SFC修行中の方はPP単価が気になるところかと思いますので、計算すると17.6円になります。

最後にこれらの条件を全てまとめてみましょう!

お得になった特典金額換算
ANAラウンジ利用3,000円
(同行者がいれば6,000円)
機内食2,000円
機内のフリードリンク1,000円
増えたマイル355マイル
増えたプレミアムポイント568ポイント

マイルとポイントは金額換算しづらいのですが、一旦1マイル=1円、1PP=1円で計算してみるとお一人だった場合、6,923円分の価値となります。

同行者がいた場合、9,923円分の価値となります。

PP単価を17円台とご紹介しましたが、プレミアムクラスで得た価値を10,000円から引くと3,000円。

純粋にただただ追加された金額に対するプレミアムポイントが568PPの場合、PP単価は5円台ですよ〜。

タイムパフォーマンス(タイパ)

次にタイムパフォーマンスです。

こちら時間に対する価値であり、ご自身の1分をいくらぐらいの価値と考えるか、その方次第ですよね。

このため金額計算しづらいのですが、以下の点を考慮して価値を想像してみてください。

  • 手荷物が出てくるのを待つ時間の短縮
  • 機内で疲れた体を労るリラックスタイム
  • 機内で隣や前後の乗客に気を使わずにすむストレス緩和
  • ANAラウンジ利用による待ち時間のストレス緩和
  • 優先搭乗、優先降機による時間の短縮

まとめ:事前アップグレードによるプレミアムクラスはお得か?

ご紹介してきたように、事前アップグレードでプレミアムクラスに変更することは、人によってはかなりお得です。

特に、SFC修行でプレミアムポイントが多めに欲しい方、アルコール類を飲む方についてはお得度が増しますね。

私はアルコールは飲みませんでしたが、タイムパフォーマンスのメリットとプレミアムポイントの恩恵を考慮すると10,000円でしっかり元が取れたと思います。

もちろん、プレミアムクラスでチケットを購入するよりも事前アップグレードでプレミアムクラスに変更する方がコスパも良いので、おすすめです。

ただし、路線によってはプレミアムクラスの空席がなく、事前アップグレードできないケースもあります。

搭乗日の2日前の0:00にANAのWEBサイトからアップグレード可能かどうか確認し、可能ならすぐに確保することをおすすめします。

ぜひアップグレードして快適な空の旅をお楽しみくださいね。

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