旅行や出張で頻繁に飛行機を利用する方にとって、空港ラウンジの利用は大きなメリット。
快適な空間で軽食やドリンクを楽しみながら、フライト前の時間を有意義に過ごすことができます。
私自身、旅行が好きなことや出張で空港を多く利用するため、空港ラウンジはめちゃくちゃ大事!
2024年SFC修行でスーパーフライヤーズ会員を目指しているのもほぼラウンジ利用のためですからね!(他のメリットもありますが、、、)
とはいえ、先日シンガポールへ旅行した際はLCC利用だったため、仮にSFCを取得しても効力を発揮しないことに気づきました。
結局スターアライアンス系のフライトでないとSFCは使えないとなると、プライオリティパスがあれば十分なのか?と思ってしまったり。
という訳で、今回は、人気の「プライオリティパス」と「スーパーフライヤーズ」を徹底比較し、それぞれの特徴やメリットを詳しく解説します。
どちらのカードが自分にとって最適なのかを判断するための参考にしていただければ幸いです。
プライオリティパスとは?
プライオリティパスの基本概要
プライオリティパスとは、世界中の空港ラウンジを利用できる会員制サービスです。
本来、航空会社の上級会員やビジネスクラス以上の乗客しか利用できない空港ラウンジを、プライオリティパスの会員になることで、特定の航空会社に縛られることなく、様々な空港で利用することができます。
プライオリティパスはプライオリティパスを付帯できるクレジットカードを作成することで手にいれることができます。
つまり、必要なのは付帯するクレジットカードの年会費のみということです。
SFC修行は不要!年会費を払うだけ、という手軽さ!
楽天ブラックカード・楽天プレミアムカードを申し込むとプライオリティパスを申請できます。
年会費11,000円なのでお手軽にプライオリティパスを手に入れることができます。
プライオリティパスの利用できるラウンジの数と範囲
プライオリティパスで利用可能なラウンジは、2024年時点で世界で1300か所以上となっています。
また、プライオリティパスで利用できるラウンジの数は増加傾向にあるので、今後も益々便利になりそうです。
また地域による偏りなく、北米、ヨーロッパ、アジア、アフリカ、中東、南米、オセアニアなど、ほぼ全世界をカバーしているため、主要な国際空港でラウンジがないということにはなりません。
ただし、国際空港にあるため、日本国内の国内線のみ就航する空港には存在しません。
日本国内でもプライオリティパスが利用できる空港は成田・羽田・名古屋・関空・鹿児島・福岡の6空港です。
↑ここ、ポイントですね!
プライオリティパスの主なメリットとデメリット
プライオリティパスのメリット
- 世界中の1300以上の空港ラウンジを利用できる
- 容易に手に入れられる(年会費のみ)
- 特定の航空会社に依存しない
- 一部の空港ではレストランやスパ、バーなどでも利用できる
- 同伴者も利用できる
特定の航空会社に依存しない点が大きなメリットです。
SFCを取得してもLCCなどのスターアライアンス系ではない航空会社を利用したらラウンジには入れませんからね。。。
プライオリティパスのデメリット
- ラウンジの質にはばらつきがあり、サービスの質が悪いところもある
- 主要な空港では混雑する場合がある
- 同伴者の利用に追加料金がかかる
メリットでもあり、デメリットでもある点に同伴者の利用があります。
上級プランでない限り、同伴者の利用は有料となっているため同伴者がいる場合は使いづらいです。
1回に35$かかることが多く、それならどこかのレストランで休憩した方が、、、となりがちです。
ただ、一人で行動することが多い場合はこちらはあまりデメリットに感じないかと思います。
また、人気のある空港や時間帯では、プライオリティパス対応ラウンジが非常に混雑し、快適に過ごせない場合があります。
特に繁忙期や主要都市の空港では、ラウンジが満席で入れないこともあります。
スーパーフライヤーズカードとは?
スーパーフライヤーズカードの基本概要
スーパーフライヤーズカード(Super Flyers Card)とは、全日空(ANA)が提供する会員制度の一つで、ANAの上級会員向けの特典が提供されるカードです。
国内外の空港ラウンジの利用、優先チェックイン、優先搭乗、追加手荷物など、さまざまな特典が含まれています。
スーパーフライヤーズカードのラウンジ利用
スターアライアンス加盟航空会社が提供するラウンジは、世界中で約1,000か所以上あります。
日本国内には以下のANAラウンジがあります。
- 羽田空港
- 新千歳空港
- 仙台空港
- 小松空港
- 伊丹空港
- 岡山空港
- 広島空港
- 松山空港
- 福岡空港
- 鹿児島空港
- 那覇空港
成田空港(国内線出発ラウンジ)
- 名古屋(中部)空港「セントレアエアラインラウンジ」
- 関西空港「ラウンジKANSAI」
- 宮崎空港「ラウンジ大淀」
- 熊本空港「ラウンジASO」
なお、SFC会員であってもスターアライアンス以外の航空便を利用した場合はスターアライアンス加盟航空会社が運営するラウンジは使えません。
利用には制限がある感じですね。
スーパーパーフライヤーズカードの主なメリットとデメリット
スーパーフライヤーズカード(SFC)のメリット
- 世界中の1000以上の空港ラウンジを利用できる
- 国内線のANAラウンジまたは共用ラウンジを利用できる
- 同伴者も1名までは無料で利用できる
やはり大きなメリットは日本国内でのラウンジ利用ですね。
プライオリティカードでは国内線の航空会社運営ラウンジに入れませんから・・・。
同伴者1名まで無料は大きなメリットです。
家族でなくてもOKなので友人との旅行時にも効力を発揮します。
スーパーフライヤーズ(SFC)のデメリット
- スーパーフライヤーズカードを取得するのが大変
- スターアライアンス系列の航空券を利用した時にしか効力を発揮しない
何と言ってもスーパーフライヤーズカードを取得するまでのSFC修行が大変です。
プライオリティパスのように年会費さえ払えば、という訳にはいかず、1年間しっかりポイントを貯めて会員資格を得ることができます。
また、SFCはクレジットカードに付帯するサービスなのでもちろんクレジットカードを維持する年会費は別途必要となります。
また「スターアライアンス系列の航空券を利用した時にしか効力を発揮しない」のは致命的です。
スターアライアンス系列は他アライアンスよりも航空券が高い傾向にあるので、海外旅行時はスターアライアンス以外の航空会社を利用することも多いからです。
もちろん、国内線でもLCCを利用すればANAラウンジを利用することはできません。
スーパーフライヤーズカードとプライオリティパス、ラウンジ利用比較
今回はラウンジの利用に特化して比較していきますので、ラウンジ利用以外のメリットデメリットは度外視しています!
国内便利用が多い方
利用便 | スーパーフライヤーズカード | プライオリティパス |
---|---|---|
ANAまたはコードシェア便の利用が多い | 利用可 | 利用不可 |
他のアライアンスが多い | 利用不可 | 利用不可 |
国内便利用が多い方は、プライオリティパスはほぼ効果を発揮しないので、不要ですね。
SFC会員になったとしてもANAまたはANAコードシェア便以外を利用の場合はANAラウンジは使えませんのでSFC会員のメリットはほぼありません。
国際線利用が多い方
利用便 | スーパーフライヤーズカード | プライオリティパス |
---|---|---|
スターアライアンス利用が多い | 1,000以上のラウンジ | 1,300以上のラウンジ |
他のアライアンスが多い | 利用不可 | 1,300以上のラウンジ |
国際線利用についてはスターアライアンス利用であればスーパーフライヤーズカードもプライオリティカードもほぼ同程度に利用価値があります。
ただ、スターアライアンス以外の便を利用するとスーパーフライヤーズは一切効力を発揮しませんのでこちらはプライオリティパスに軍配があがります。
同伴者について
同伴者 | スーパーフライヤーズカード | プライオリティパス |
---|---|---|
なし | ||
家族同伴 | 1名まで無料 | 有料・無料 |
友人同伴 | 1名まで無料 | 有料 |
プライオリティパスの場合、同伴者は全て有料35$となっています。
ただ、プライオリティパスを付帯したクレジットカードを家族カードとして発行すると、それぞれにプライオリティ・パスが付帯できる場合があります。(クレジットカードの種類による)
その場合、家族(カード作成可能な年齢)カードを発行すれば無料で使える家族もいます。
スーパーフライヤーズについては家族・友人関わらず1名まで無料ですので大変使い勝手が良いですね!
おすすめのカードまとめ
結局のところ、利用する方の状況次第という訳ですが、出張などでANA国内線を利用される方にはスーパーフライヤーズカードが大変便利。
海外に行くときは少し節約してLCCを利用する、という方にはプライオリティパスがあった方が安心ですね。
様々な航空会社を利用して国内外へ行く出張者や旅行者
国内でANAを頻繁に利用する方
海外ではスターアライアンス系の飛行機を利用することが多い方
ただ、時と場合によって色んなケースがありますので、両方持ちしておけば一番安心!ですよね!
両方のカードを持っていたら、国内のANA利用ではスーパーフライヤーズカードを利用。海外ではスターアライアンス系利用の際はスーパーフライヤーズカード、その他の航空会社の場合はプライオリティカードが使えますから。。。
つまり、スーパーフライヤーズカード・プライオリティカードの両方を付帯できるクレジットカードを作れば最強!という訳です(⌒∇⌒)
まとめと最終的な判断ポイント
プライオリティカードとスーパーフライヤーズカードの両方を持っていれば最強ですが、何はともあれスーパーフライヤーズカードを手に入れるまではなかなか困難な道のりです。
海外でのラウンジ利用だけを考えるのであれば、何の努力をしなくても手に入れることができるプライオリティパスで十分!
国内の出張も多くて、、、という方は頑張ってスーパーフライヤーズカードを手に入れましょう!