先日「ANA、国内線特典航空券の必要マイル引き上げ」というニュースが入ってきました。
これまで（2024年10月27日より前）とこれからではどの程度値上がりするのか、またシーズンによる値上がり幅に違いがあるのか等確認していきたいと思います。
また、合わせてトクたびマイルへの影響や、1マイルの価値の変化についてもまとめてみました。
今回の実質値上げの総まとめとして確認してみてくださいね！
ANA特典航空券の分類
ANA特典航空券に必要なマイルは搭乗時期（シーズン）と搭乗区間の組み合わせで決まります。それぞれの区分を確認しましょう。
mimoこれらの区分は今回の変更には関係ないので前提条件として確認しましょう！
搭乗時期（シーズン）は3段階
ANA特典航空券はシーズンによって必要マイルが違います。
シーズン（搭乗時期）の区分は全３段階。
閑散期（ローシーズン）、通常期（レギュラーシーズン）、繁忙期（ハイシーズン）です。
それぞれの期間を確認していきましょう。
年度によって該当期間は微妙にずれますので表内の期間は2024年の期間となります
| シーズン（搭乗時期） | 該当期間 |
|---|---|
| 閑散期（ローシーズン） | 1月11日～2月29日 4月4日～4月24日 12月1日～12月25日 |
| 通常期（レギュラーシーズン） | 3月1日～3月7日 5月7日～8月1日 8月19日～11月30日 |
| 繁忙期（ハイシーズン） | 1月1日～1月10日 3月8日～4月3日 4月25日～5月6日 8月2日～8月18日 12月26日～12月31日 |
シーズンについては毎年詳細に●月●日～●月●日と公表されていますが、大まかには以下のようになっています。
- ローシーズン：年初休暇が終わったころ～2月末、4月の入社式が終わったくらい～GW前まで、12月のクリスマス前位
- ハイシーズン：年末年始、3月中旬から末、GW期間、盆休み期間
- レギュラーシーズン：ローシーズンとハイシーズンに該当しない期間
搭乗区間は４段階
国内線の搭乗区間は対象の路線のマイル数に応じては以下の4段階に分類されています。
- 0～300マイル区間（近距離）
- 301～800マイル区間（中距離）
- 801～1000マイル区間（遠距離）
- 1001～2000マイル区間（超遠距離）
mimo中距離に該当する路線がかなり多めです。各路線のマイルについては公式サイトでご確認くださいね。
mimoちなみに、301～800マイル区間（中距離）に該当する路線が一番多いです！
ANA国内線特典航空券の値上がりについて
↑こちらが改訂前後の必要マイル数です。
ハイシーズはすべての区間で1,500マイルアップ。
ローシーズンはすべての区間で1,000マイルアップ。
レギュラーシーズンは中距離路線（301～800マイル区間）が1000マイルアップ。その他の区間は500マイルアップとなっています。
mimoハイシーズンのアップ率が高めですね。
一番路線の多い中距離路線（301～800マイル区間）のレギュラーシーズンだとこれまでより往復で2000マイル多く必要になってしまいますね・・・。
ちょっとつらい。。。
トクたびマイルの値上げはどうなる？
通常の特典航空券が値上げですから当然トクたびマイルにも影響はあるでしょう。
トクたびマイルの仕組みについては↑の記事に詳しく掲載しています。
そして、以下が現在のトクたびマイルに必要なマイルです。（レギュラーシーズン）
| マイレージ区間 | 通常特典航空券 | トク旅マイル |
|---|---|---|
| 0～300マイル区間 | 6,500 | 3,000 |
| 301～800マイル区間 | 7,500 | 4,500 |
| 801～1000マイル区間 | 9,000 | 6,000 |
| 1001～2000マイル区間 | 10,000 | 7,000 |
となると、新しいトクたびマイルは以下が予想されます。もちろんレギュラーシーズンで比較。
| マイレージ区間 | 通常特典航空券 | 値上げ幅 | トク旅マイル |
|---|---|---|---|
| 0～300マイル区間 | 6,500 | 500 | 3,500 |
| 301～800マイル区間 | 8,500 | 1,000 | 5,500 |
| 801～1000マイル区間 | 9,500 | 500 | 6,500 |
| 1001～2000マイル区間 | 10,500 | 500 | 7,500 |
2024年のトクたびマイル実績については以下の記事に細かく掲載しているので、ご自身が必要とする路線について、値上げ幅を加味して、計算してみてくださいね。
- ハイシーズはすべての区間で1,500マイルアップ。
- ローシーズンはすべての区間で1,000マイルアップ。
- レギュラーシーズンは中距離路線（301～800マイル区間）が1000マイルアップ。その他の区間は500マイルアップ
1マイルの価値はどう変わる？
以前にも↑の記事で1マイルは何円の価値があるのか、、、というテーマで特典航空券に交換した場合の1マイルの価値をご紹介していました。
中でも遠距離になるほどマイルの価値は上がりますので、羽田から石垣のこれまでのマイルの価値をみてみましょう。（羽田から石垣の基準運賃額＝89,200円）
| シーズン | Before | After | ||
|---|---|---|---|---|
| 必要マイル | 1マイルの価値 | 必要マイル | 1マイルの価値 | |
| ローシーズン | 8,500 | 10.49円 | 9,500 | 9.39円 |
| レギュラーシーズン | 10,000 | 8.92円 | 11,000 | 8.11円 |
| ハイシーズン | 11,500 | 7.76円 | 13,000 | 6.86円 |
一旦基準価格でマイルの価値を計算していますが、ローシーズンとハイシーズンでは販売される航空券の金額も変わってきますから、参考程度にみてくださいね！
以前はローシーズンの羽田→石垣では1マイルが10円以上の価値をもっていましたが、今回の改訂で9円台にはなりました。
そうは言ってもですよね！
ポイ活で貯める通常のポイントは普通１ポイント＝1円。対してマイルを航空券に交換する場合1本とが何倍もの価値となって使える訳です。
多少、マイルの値上げがあったとしてもこのお得感はゆるぎないですね！
もちろん、「飛行機なんて一切乗らない！」という方には全く価値はないのですが・・・。
ANAマイルの国内線特典航空券値上げによるトクたびマイル、マイルの価値まとめ
今回はANAマイルの国内線特典航空券の値上げといえる必要マイルアップで、トクたびマイルがどうなるのか、また１マイルの価値はどの程度下がってしまうのか、という内容でお伝えしました。
すべての区間で必要マイル数は以下の通りアップします。
- ハイシーズはすべての区間で1,500マイルアップ。
- ローシーズンはすべての区間で1,000マイルアップ。
- レギュラーシーズンは中距離路線（301～800マイル区間）が1000マイルアップ。その他の区間は500マイルアップ
よって、トクたびマイルも同じ程度の値上げになると想定します。
実際は2024年10月27日以降の必要マイルの値上げなので、10月22日（火曜）発表の10月23日（水）～10月29日（火）までのトクたびマイル対象発表の際に判明するかと思います。
必要マイルアップで1マイルの価値が下がることは事実ですが、それでも旅行が趣味、飛行機大好き、そんな方にとっては1マイルの価値は相割らず高いですよね。
がんばってマイルを貯めて楽しんでいきましょう！